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貯金にプラス!毎月無理なく「自動で投資」少額から始めるヒント

Tags: 自動つみたて, 少額投資, 投資信託, ストレスなし, 老後資金

貯金だけでは少し不安…でも投資は難しいと感じる方へ

将来に向けて、少しでもお金を増やしておきたいけれど、難しい投資はよく分からないし、損をするのも怖いと感じていらっしゃるかもしれません。特に「老後資金は大丈夫だろうか」という不安は、多くの方が抱えているものです。

もちろん、地道に貯金を続けることはとても大切です。しかし、今の超低金利の時代では、銀行に預けているだけでは、お金はなかなか増えません。そこで、貯金と組み合わせて検討してみたいのが「自動つみたて」という方法です。

「投資」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、ここでご紹介する「自動つみたて」は、難しい知識はほとんどいりません。毎月決まった金額を、無理なく自動的に積み立てていく仕組みです。これなら、忙しい毎日の中でも、将来へ向けたお金づくりを続けやすいはずです。

この記事では、この「自動つみたて」の仕組みと、少額から無理なく始めるためのヒントを分かりやすくお伝えします。

「自動つみたて」とはどんな仕組みですか?

「自動つみたて」とは、文字通り、毎月決まった日に、決まった金額を、自動的に金融商品(主に投資信託など)の購入に充てる仕組みのことです。一度設定してしまえば、あとは銀行口座から自動的に引き落とされ、投資信託などが買い付けられていきます。

銀行の自動積立預金と似ていますが、自動つみたて投資は「お金を預ける」のではなく、「金融商品を購入する」という点が異なります。これにより、値上がりすればお金が増える可能性がありますが、反対に値下がりすれば減る可能性もあります。

なぜ「ストレスなし」で続けられるのですか?

自動つみたて投資が、貯金のように無理なく続けやすい理由がいくつかあります。

  1. 一度設定すれば「ほったらかし」でOK: 毎月自分で購入手続きをする必要がありません。買い忘れもなく、感情に左右されずに淡々と続けることができます。
  2. 少額から始められる: 金融機関によっては、毎月100円や1,000円といった本当に少額から始められます。「いきなり大きな金額は心配」という方も、ご自身のペースでスタートできます。
  3. 「ドルコスト平均法」でリスクを抑える工夫: これは少し難しい言葉ですが、簡単に言うと「値動きするものに対して、毎月同じ金額を買い続けることで、高い時には少なく買い、安い時には多く買うことができる」という方法です。これにより、平均購入単価を平準化し、価格変動リスクを抑える効果が期待できます。一括で買うよりも精神的な負担が少ないと感じる方が多いでしょう。
  4. 長期で続けることで効果が期待できる: 短期間の値動きに一喜一憂せず、長い目で見て資産を育てていく考え方です。慌てて売買する必要がないため、精神的なストレスが少なくなります。

始めるための簡単なステップ

では、実際に自動つみたてを始めるにはどうすれば良いのでしょうか。難しく考えず、一つずつステップを見ていきましょう。

ステップ1:無理なく続けられる金額を決める

まずは、毎月いくら積み立てるか決めましょう。家計に負担にならない範囲で始めることが何よりも大切です。例えば、これまで使っていた予算の中で、少し節約して捻出できる金額(例:外食を少し減らして5,000円)や、今まで貯金に回していた金額の一部をこちらに充てるなど、ご自身の状況に合わせて無理のない金額を設定してください。

ステップ2:自動つみたてができる金融機関を選ぶ

自動つみたては、主に証券会社や一部の銀行で取り扱いがあります。インターネット専業の証券会社は手数料が安い傾向がありますが、対面で相談したい場合は店舗のある証券会社や銀行も選択肢になります。普段お使いの銀行で取り扱いがあるか調べてみるのも良いでしょう。専門用語が少なく、分かりやすく説明してくれる金融機関を選ぶのがおすすめです。

ステップ3:積立する金融商品を選ぶ

ここが一番悩むかもしれませんが、難しく考える必要はありません。自動つみたてで多くの人が選んでいるのは「投資信託」という金融商品です。投資信託は、たくさんの人から集めたお金を、運用の専門家が代わりに株式や債券などに投資・運用してくれるものです。

初めての方におすすめなのは、一つでたくさんの資産に分散投資できるような投資信託です。「手数料が安いか」「何に投資しているか(日本だけでなく世界に投資しているかなど)」「過去の実績」などを、金融機関のウェブサイトや資料で確認してみましょう。どの商品を選べば良いか迷う場合は、まずは「バランス型」など、複数の資産に自動で分散してくれるタイプから始めてみるのも一つの方法です。金融機関によっては、おすすめの商品を紹介している場合もあります。

ステップ4:自動つみたての設定をする

金融機関で口座を開設し、積立する商品が決まったら、いよいよ設定です。毎月の積立金額、引き落とし日などを画面や書類で設定します。一度設定すれば、次回からは自動で行われます。分からないことがあれば、金融機関のカスタマーサポートなどに遠慮なく質問してみましょう。

自動つみたてを始める前に知っておきたいこと

自動つみたては無理なく続けやすい方法ですが、いくつか知っておいていただきたい点があります。

まとめ:貯金と組み合わせて、将来の安心を積み立てましょう

「自動つみたて」は、「投資は難しそう」「損するのが怖い」と感じている方でも、少額から、そして毎月自動で無理なく始められる資産形成の方法です。

毎月の貯金に加えて、将来のための「増やす仕組み」を少しずつ取り入れてみることは、老後資金に対する漠然とした不安を和らげる手助けになるかもしれません。

まずは、この記事をきっかけに「こんな方法もあるんだな」と思っていただけたら嬉しいです。ご自身のペースで情報収集から始めてみて、無理のない範囲で将来に向けた一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。