無理なく続けられる!貯金目標の簡単な立て方
貯金を始めたい、あるいは今よりもしっかり貯めたいと考えていらっしゃる方は多いと思います。しかし、漠然と「貯めよう」と思うだけでは、なかなか続きにくいものです。かといって、無理な目標を立ててしまうと、かえってストレスになり、途中で挫折してしまうこともあります。
この記事では、貯金に対する不安を和らげ、ご自身に合った無理のない貯金目標を立てるための、簡単なステップをご紹介します。
なぜ貯金目標が必要なのでしょうか
貯金目標があると、何のために、いつまでに、いくら貯めたいのかが明確になります。目的地が決まっている方が迷わずに進めるように、貯金も目標がある方がモチベーションを維持しやすくなります。
また、目標金額から逆算することで、毎月いくら貯めれば良いのかが具体的に分かります。これにより、日々の家計管理もしやすくなり、無駄遣いを減らす意識も高まります。
無理のない目標を立てるための3つのステップ
では、具体的にどのように目標を立てれば良いのでしょうか。難しく考える必要はありません。次の3つの簡単なステップで進めてみましょう。
ステップ1:何のために貯めるか考えてみる
まずは、なぜ貯金をしたいのか、その「目的」を考えてみましょう。
例えば、
- 将来への漠然とした不安を解消したい
- 老後の生活資金に少しでも備えたい
- 数年後に旅行に行きたい
- 車の買い替えや家のリフォーム資金にしたい
- 急な病気やケガに備えたい(生活防衛資金)
など、人によって様々な目的があるはずです。これらの目的を言葉にしてみることで、貯金への意識が高まります。いくつかの目的がある場合は、優先順位をつけてみるのも良いでしょう。
ステップ2:いつまでにいくら必要か考えてみる
次に、その目的を達成するために「いつまでに」「いくら」必要かを具体的に設定してみましょう。
例えば、「5年後に老後資金として100万円貯めたい」「2年後に旅行資金として30万円貯めたい」のように、期間と金額を決めてみます。
この時、いきなり大きな金額や短い期間を設定する必要はありません。ご自身の今の状況や収入、無理なく捻出できる金額を考慮して、現実的な目標を設定することが大切です。少しずつ始めるつもりで、まずは達成できそうな小さな目標から立ててみるのも有効です。
ステップ3:1ヶ月あたりに貯める金額を計算してみる
目的、期間、金額が決まったら、1ヶ月あたりにいくら貯める必要があるかを計算してみましょう。
計算方法はとても簡単です。
必要な貯金総額 ÷ 貯金する期間(ヶ月) = 1ヶ月あたりに貯める金額
例えば、5年(60ヶ月)で100万円貯めたい場合、100万円 ÷ 60ヶ月 = 約16,667円となります。 2年(24ヶ月)で30万円貯めたい場合、30万円 ÷ 24ヶ月 = 12,500円となります。
この計算で出た金額を見て、ご自身の毎月の収入や支出状況と照らし合わせてみましょう。この金額なら無理なく貯められそうか、あるいは少し頑張れば達成できそうか、考えてみてください。もし、この金額を毎月捻出するのが難しいと感じたら、ステップ2に戻って目標金額や期間を見直してみましょう。
目標達成をサポートする具体的な方法
目標金額と期間、そして1ヶ月あたりに貯める金額が決まったら、あとは実行に移すだけです。目標達成をサポートするために、いくつか具体的な方法をご紹介します。
- 先取り貯金を始める: 収入が入ったら、まず貯金分を別の口座に移してしまう方法です。「残ったお金を貯金する」のではなく、「先に貯金して残りで生活する」という考え方を取り入れることで、無理なく確実に貯めることができます。銀行の自動積立サービスなどを利用すると、手間なく自動的に貯めることができるためおすすめです。
- 無理のない範囲で節約を意識する: 毎日の小さな心がけでも、積み重ねれば大きな差になります。例えば、コンビニでの買い物を減らす、マイボトルを持ち歩く、スーパーでの買い物の際に特売品を活用するなど、ご自身にとって負担にならない節約から始めてみましょう。
- 定期的に目標を見直す: 生活状況は変化するものです。数ヶ月に一度など、定期的に貯金の進捗状況や目標金額、期間を見直してみましょう。もし目標達成が難しいと感じたら、無理せず目標を調整することも大切です。目標を柔軟に見直すことで、ストレスなく長く続けることができます。
まとめ
貯金は、将来への安心感につながる大切な取り組みです。無理な目標を立ててストレスを抱えるのではなく、ご自身のペースに合った、達成可能な目標を設定することが、貯金を継続するための鍵となります。
今日ご紹介した3つの簡単なステップで、ぜひご自身の貯金目標を立ててみてください。そして、先取り貯金などを活用しながら、楽しみながら貯金を続けていきましょう。小さな一歩から始めることが大切です。応援しています。