給料日後に口座を分けるだけ!ストレスなく自然と貯まる方法
貯金をしたいと思っていても、毎月生活費で手一杯になってしまったり、「今月はこれくらい」と決めても、つい使いすぎてしまったりすることはありませんか。頑張って節約しようとしても、我慢ばかりではストレスが溜まってしまいます。
もしあなたが「なかなか貯金が続かない」「どう始めたらいいか分からない」と感じているなら、お金の流れを少し整理してみるのがおすすめです。特に、給料日後に「あること」をするだけで、ストレスなく自然と貯まる仕組みを作ることができます。それは、口座を使い分けるという簡単な方法です。
なぜ口座を分けると貯金がうまくいくのか
口座を分けることには、いくつかのメリットがあります。
まず、お金の流れが「見える化」されます。一つの口座に全てのお金が入っていると、貯金に回せる分がいくらあるのか、あとどれくらい使って良いのかが曖昧になりがちです。口座を分けることで、「これは生活費」「これは貯金」と明確に区別できるようになります。
次に、使いすぎを防ぐ効果があります。貯蓄用の口座にお金を移してしまえば、「ここにあるお金は使わない」という意識が自然と生まれます。生活費用の口座に残ったお金でやりくりしようと工夫するようになるため、無駄遣いを減らすことにつながります。
そして、これが一番大切なことですが、口座を分けることで「自然と貯まる仕組み」を作ることができます。毎月決まった金額を貯蓄用口座に移すことを習慣にすれば、意識して節約しなくても、給料の一部が自動的に貯まっていくようになります。
必要な口座は最低2つから
口座分けと聞くと、「いくつも口座を作るのは面倒そう」と感じるかもしれません。しかし、最初から複雑にする必要はありません。まずは、たった2つの口座から始めることができます。
- 生活費用の口座: 毎月の給料が振り込まれ、そこから家賃や光熱費などの引き落とし、日々の買い物に使います。
- 貯蓄用の口座: 貯金のために、給料日後に一定額を移すための口座です。
これら2つの口座があれば、基本的な口座分けは始められます。もし既に別の銀行に口座を持っているなら、新しく作る必要はないかもしれません。まずは今持っている口座で試してみましょう。
給料日後に「分ける」を習慣にする
口座分けでストレスなく貯めるポイントは、給料日後に「まず貯蓄分を別の口座に移す」というシンプルな行動を習慣にすることです。これを「先取り貯金」と呼びますが、難しいことではありません。
例えば、給料が振り込まれたら、ATMやネットバンキングを使って、決めた金額を生活費用の口座から貯蓄用の口座へすぐに移します。このとき、移す金額は無理のない範囲で構いません。最初は5千円や1万円からでも十分です。大切なのは、「まず貯蓄分を確保する」という行動を給料日後すぐに行うことです。
こうすることで、生活費用の口座には、貯金分を差し引いた金額だけが残ります。あなたは残った金額で1ヶ月をやりくりすれば良いだけです。もし途中で「貯蓄用の口座からお金を引き出そうかな」と思っても、一度別の口座に移しているので、少し立ち止まって考えることができます。この一手間が、無意識の使いすぎを防いでくれるのです。
さらに慣れてきたら...(無理なく)
2つの口座での管理に慣れてきたら、必要に応じて口座を増やしてみるのも良いでしょう。例えば、
- 予備費用の口座: 急な出費に備えるための口座。
- 特定の目標のための口座: 旅行資金、大きな買い物、将来のための資金など、目的別に分けて管理すると、貯めるモチベーションにつながります。
ただし、口座を増やしすぎると管理が煩雑になり、かえってストレスになることもあります。「ストレスなし貯金部」としては、まずはシンプルな2つの口座から始め、無理なく続けられる範囲で工夫することをおすすめします。
口座分けで貯金体質になるためのヒント
- 移す金額を決めすぎない: 最初は少額から始め、「これなら無理なく毎月続けられそうだ」と感じる金額を設定しましょう。慣れてきたら少しずつ金額を増やしていくこともできます。
- 自動で移せる機能を使う: 多くの銀行には、毎月決まった日に決まった金額を別の口座に自動で振り込んでくれる「自動振込サービス」のような機能があります。これを使えば、給料日後に自分で操作する手間すら省け、本当に「気づいたら貯まっている」状態を作れます。(※サービスの有無や名称は銀行によって異なりますので、ご利用の銀行にご確認ください。)
- 貯蓄用口座は少し離れた銀行に: 生活費用の口座とは別の銀行に貯蓄用口座を持つと、ATMが近くになかったり、ネットバンキングの操作が少し面倒だったりするため、「簡単にお金を引き出せない」という状態になり、使いすぎ防止に役立つことがあります。
まとめ
貯金は、特別なことをしたり、大きな我慢をしたりすることだけではありません。給料日後に口座を「生活費用」と「貯蓄用」に分けるという、ごく簡単な習慣一つで、お金の流れが整理され、無理なく自然と貯まる仕組みを作ることができます。
まずは少額から、そして給料日後のルーティンとして定着させること。このシンプルな一歩が、ストレスなく貯金を続け、将来への不安を少しずつ和らげることにつながるはずです。ぜひ、今日から試してみてください。